天分。

ボジョレーとかまったく興味なかったのに、
味がどうこうまったく言えないのに、
去年に引き続き、
おいしいお料理と共に楽しんできた。
大きな兄さん、仕切りありがとうございました。
久々にほろ酔い、いや、だいぶ酔いだな、で、
ふわふわした気持ちになれましたよ。
ありがとう!
と、何年かぶりに乗った電車。
2回目の写真館に来てくださった方から、
(額装は、納期が早いです。1週間強でいけます。
なので、今週1件納品させていただきました。
ありがとうございました。)
お礼のメールをいただいた。
電車の中で泣きそうだった。
本当にうれしかった。
私が写真館をしたいと思ったのには、
震災がかなり大きく影響している。
10年以上前に写真をがんばろうと思った頃と
想いが重なる部分もある。
なにげない日常は、
当たり前の毎日は、
すごく愛おしいものだと思うのだ。
それが伝わって、想いが重なった気がした。
何年かたって、私の撮った写真を見て、
そのときがどんな状況でも、
その写真を見て感じる「なにか」があれば、
きっとずっと大丈夫なんじゃないいかな、って。
そんなこと思った。
それをきちんと伝えてくださったこと、
本当にありがとうございます。
人は、勝手に自分をしてるみたいだけど、
本当は、天分をしたらいいんだよね。
みれいさんが言ってた。
天分を磨けばいい。
結構きっと、答えは単純。
やりたいことをすればいい。
なりたい私になればいい。
それだけのことなのだ。
私は、今、こうしていることが、
天分を磨かせていただいているんだとしたら、
それはすごく幸せで、すごくありがたいこと。
やるもやらないも私。
変わるも変わらないも私。
さて、写真館、お待ちしております。

この写真を撮った日、山に登った。
目の前の木にひょいひょい駆け上がる人と。
見渡す先には、日本海と越後平野。
太平洋側が大変なことになってるなんて、
想像もできないくらい、いつもの新潟の冬の日本海。
傾きかけた冬の終わりの夕暮れ時。
目の前をウサギが駆け抜けた。
それだけで、泣きそうになった。
帰りに食べたコロッケがすごくおいしかった。
震災の翌日のこと。