旅の虫。
お正月に見たBSの番組で、
菅野美穂ちゃんがモロッコを旅していた。
私の行った場所も出ててなんだかうれしかった。
フェズ、マラケシュ、とか、教科書に載ってる場所へは行かなかったけど、
砂漠はどうしても行きたかった。
アトラス山脈、サハラ砂漠、トドラ渓谷。
ピンク色の街の様子とか、なんだか懐しかった。
カサブランカから国内線でワルザザードへ行き、
そこで一泊し、アトラス山脈を越えたり見たりしながら、
いろんなカスバを見て、タジンを食べて、メルズーガへ向かい、
サハラ砂漠でラクダに乗り、サンセットを見て、
夜はまたまたタジンを食べ、ベルベル族の音楽を聴いたり、演奏したり、
気温0度の中、新月の星空を見上げて、重くて薄い毛布を8枚かけられて、
寝返りをうてないまま、テントで寝た。
砂漠からのサンライズを見て、おいしい朝食を食べた。
トドラ渓谷と、そこでクライミングする人達。
昼食をとったレストランで隣の席だった、たぶん、フランス人のファミリー。
オリーブの木とアルガンの木。
カメラを向けると顔を背ける女性達。
寒すぎてた頼んだアスパラのスープといつものモロッコパン。
笑顔で運んできてくれたボーイさんとか、
隣のバスのすっごく親切なお兄さん。
梅干をジャパニーズプラムって言って喜んでくれた。
などなど・・・
地球上で、たくさんの人がそれぞれの毎日を精一杯生きてるんだよなぁ。
なんて、そんなこと思い出した。
きっともう行くことはないかもしれないけど、
やっぱり行かなきゃわからないし、
こうして思い出すこともできない。
憧れだけで終わらせとくなんてもったいないな、と。
その場所へ行かなければ体験できないこと。
やっぱりガイドブックや画面からは伝わらない。
そういうことを経験させてもらえているって、本当にありがたい。
改めて思ったお正月。
旅の虫が騒ぎ出した感じ。
さて、今年はどこに行こうかな。
ご近所のモンサンミッシェル風。冬バージョン。