一歩を越える勇気。
ちょっと前のことだけど。
落ち着いて振り返り。
私はたまに山登りをする。
ペースは全然遅いし、山の形も名前も覚えられないけど。
百名山というものに興味があるわけでもなく。
それでも、ただ登るという行為に、
なんだかはまってしまったようで。
安全第一だし、登りたい山ではなく、
登れる山を登ろうと思っている。
自分至上、最大にきつかった。
行くまでわからなかったというのが、最大のミス。
完全に私のリサーチ不足。
行く場所にふさわしい装備がないという不安。
想像以上の重さの荷物。
目の前の雪山と足元の雪。
傾斜30度以上はある雪山をトラバースしながら登っていく。
ここからすべり落ちたら、どうなるんだろう。
落ちて怪我をしなかったとしても、
また登ってくる気力がないな…とか。
登る前の小さかった不安は、
その雪の中を進むにつれて大きくなっていく。
周りのみんなよりも確実に軽装備な私は、
心の中で不満を言いながら、
置いていかれないように、滑り落ちないように必死だった。
やっぱり、メンタルは大事だ。
なにかきついことをするときに、
体力よりもメンタルが弱くなったら、
もう何もできなくなる。
それを身を持って経験した。
きっと、たいした山じゃないのかもしれない。
天候にも恵まれたし、
こうやって無事に帰ってこれたし。
ただ経験できたということがすべてなんだと思う。
標高2100mの雪山。
平らな場所がなく、足で雪を崩し、テントを張る場所を作る。
そうやって作った2畳ほどのスペースに広げたテントで、
気温が-7℃になった夜を経験した。
そこで湧き出た温泉につかって見た星空。
雪を解かして飲み水を作る。
テントの中でバーナーを焚き、暖をとる。
寒くて仕方がなかったし、
カイロを足にも背中にも貼って、
それでもまだ寒くて。
テレビもなく、携帯で繋がることもない。
夜が早く、朝が早い。
テントで食べたおかゆのおいしかったこと。
雪で入れたコーヒーの味。
他愛もない会話。
夜明け前の光。
少しずつ赤くなる白かった雪。
向こうの山から上る朝日。
思わずお祈りをしたくなるくらい眩しかった。
何もないという贅沢。
本当の贅沢。不便しかない場所。
これを知れたこと、経験できたこと。
来なければ見えない景色。
見えない世界。感情、想い、考え。
落ち着いて振り返り。
私はたまに山登りをする。
ペースは全然遅いし、山の形も名前も覚えられないけど。
百名山というものに興味があるわけでもなく。
それでも、ただ登るという行為に、
なんだかはまってしまったようで。
安全第一だし、登りたい山ではなく、
登れる山を登ろうと思っている。
自分至上、最大にきつかった。
行くまでわからなかったというのが、最大のミス。
完全に私のリサーチ不足。
行く場所にふさわしい装備がないという不安。
想像以上の重さの荷物。
目の前の雪山と足元の雪。
傾斜30度以上はある雪山をトラバースしながら登っていく。
ここからすべり落ちたら、どうなるんだろう。
落ちて怪我をしなかったとしても、
また登ってくる気力がないな…とか。
登る前の小さかった不安は、
その雪の中を進むにつれて大きくなっていく。
周りのみんなよりも確実に軽装備な私は、
心の中で不満を言いながら、
置いていかれないように、滑り落ちないように必死だった。
やっぱり、メンタルは大事だ。
なにかきついことをするときに、
体力よりもメンタルが弱くなったら、
もう何もできなくなる。
それを身を持って経験した。
きっと、たいした山じゃないのかもしれない。
天候にも恵まれたし、
こうやって無事に帰ってこれたし。
ただ経験できたということがすべてなんだと思う。
標高2100mの雪山。
平らな場所がなく、足で雪を崩し、テントを張る場所を作る。
そうやって作った2畳ほどのスペースに広げたテントで、
気温が-7℃になった夜を経験した。
そこで湧き出た温泉につかって見た星空。
雪を解かして飲み水を作る。
テントの中でバーナーを焚き、暖をとる。
寒くて仕方がなかったし、
カイロを足にも背中にも貼って、
それでもまだ寒くて。
テレビもなく、携帯で繋がることもない。
夜が早く、朝が早い。
テントで食べたおかゆのおいしかったこと。
雪で入れたコーヒーの味。
他愛もない会話。
夜明け前の光。
少しずつ赤くなる白かった雪。
向こうの山から上る朝日。
思わずお祈りをしたくなるくらい眩しかった。
何もないという贅沢。
本当の贅沢。不便しかない場所。
これを知れたこと、経験できたこと。
来なければ見えない景色。
見えない世界。感情、想い、考え。
大切なものが何かを気づくために、
こういう場所へ来たくなるのかも。
旅と一緒だ。
「今」はずっとは続かない。
それをはっきりとわかり始めたのは、
まだ最近のこと。
それでも、今を楽しむことを一生懸命がんばりたいと思う。
今しかできないことをやっておこう。
来年の今頃は、きっと今とは違うんだから。
そして、生きていなければ経験できない。
だから、日々を充実させていこうと思う。
下山後のお土産は、
かみ過ぎと日焼けでかさかさになった鼻。
いやぁ、恥ずかしい。
でも、これもなんだかいいじゃん、なんて思えてしまう。
確実に私は強くなっている。
2100mからのsunrise。
こういう場所へ来たくなるのかも。
旅と一緒だ。
「今」はずっとは続かない。
それをはっきりとわかり始めたのは、
まだ最近のこと。
それでも、今を楽しむことを一生懸命がんばりたいと思う。
今しかできないことをやっておこう。
来年の今頃は、きっと今とは違うんだから。
そして、生きていなければ経験できない。
だから、日々を充実させていこうと思う。
下山後のお土産は、
かみ過ぎと日焼けでかさかさになった鼻。
いやぁ、恥ずかしい。
でも、これもなんだかいいじゃん、なんて思えてしまう。
確実に私は強くなっている。
2100mからのsunrise。
生きてるってすばらしい。
そして数日前のイモトのテレビを見て、号泣。
それも全部意味もあることなんだよね。
自然には敵わないし、誰も悪くないし。
なんかね。なんて、勝手にいろいろ考えました。
そして数日前のイモトのテレビを見て、号泣。
それも全部意味もあることなんだよね。
自然には敵わないし、誰も悪くないし。
なんかね。なんて、勝手にいろいろ考えました。