信じる。
「春山登山」展、ご来場、ありがとうございました。
みなさまのおかげで今があります。
自分を見つめるいいきっかけにもなりました。
新潟の春が、みんなの春が、
ちょっとでも楽しくなってるといいなぁ、なんて思います。
私の写真を見て、なにかを感じてたり、そうでなかったり。
いろいろあると思いますが、
どうこうとくにないですが、
そのなにかをちょっと見つめるといいのかもな、なんて。
自分に言ってます。
周りの人達との関わり方、
今の自分のあり方、
これからの自分、こうなりたい自分。
そういうのを考えましょかね。
と、気付けばもう5月も3分の1が終わりますね。
早い。
バタバタしてます。
おいしいもの食べたいし、
たのしいことしたいけど、働かないと。
水と土の芸術祭のお手伝いをしています。
いろんな作家さんがいらっしゃいます。
こんなにも生きたアートを身近に体感できるのは、
なかなかない機会ですよね。
ぜひ、会期が始まったら、参加してくださいな。
そして、今もちょっと余裕のある方は、
作家さんの作業をお手伝いするのも、
すごくすごくいい経験になると思います。
近い将来、自分がどうなりたいか、どんな自分でいたいか、
そういうことを考えるきっかけにもなると思います。
詳細はこちら。
水と土の芸術祭。
メインのロゴは、森本千絵さん。
ミスチルのアートデザインや
NHKの大河ドラマ「江」、朝ドラ「てっぱん」などの
アートワークをされた方です。
って、もっともっといっぱいいろんなことされてますね。
すごい方にお願いしたんですねー。
世の中いろんな人がいます。
自分が考えていることなんて、
グラウンドの落ちた米粒みたいなもの(『岳』のパクリ)。
少しでもなにかを感じるためには、
いろんなものに出会いたいですね。
で、仕事は別のとこでは、
夏至を目指して、部屋の大浄化作戦。
いろいろ出てくる。
書いたことも忘れてた手紙。
出さなかったってことね。
旅先のチケット。
そこで書いた日記。
10年前の写真。
とかね。
どれもすごく大切なもの。
でも、これ持ってあっちの世界へはいけないから、
ありがとうを言っておわかれ。
洋服たちもちょっとずつ清算。
この冬に着なかったものは、旅立ちのとき。
ちょっとずつ夏の準備。
ありがとう。
国際線にのって、ついた先では国内線を乗り継いで。
知らない言葉を話す人にまぎれて。
どきどきしながら小さくなってたような。
あちこちいって、あれこれ見て、
最後のたどり着いた場所がラマさんのたくさんいる場所だった。
たくさんのチョルテンがずーっとならんでいて、
たどるように進んだ先には、
この国には無いことになっているらしいお寺。
どの地図を見ても載っていなかった。
そこへ辿りついたこと。
必然な気がした。
そのことを思い出す。
タルチョがたくさんかかっていて、
赤い袈裟を着たまだまだ若いラマさんたちが、遊んでいた。
突然の訪問者に驚くこともなく、
いらっしゃい、とでもいうように、
当たり前にお寺を案内してくれた。
マニ車を右回転させながら、
お寺を右側から回る。
本堂?みたいなところには、
きれいな装飾の仏像。
お経が始まった。
ラマではない、普通の人が、
数珠を手に持ち、マニマニしながら、頭を下げ、
お参り(というよりは、祈りに見えた)をしていた。
靴を脱ぎ、後ろの方に座らせてもらい、
一緒にお経を聞く。
木魚みたいなものもあり、大きなほら貝のような形をした笛、鈴、
ラマさんたちはそれぞれ役割があり、
ただ、黙々とお経を唱える。
涙が出た。
しばらく聞かせてもらい、
私なりの感謝と祈りをささげ、外へ出る。
お寺の裏へ回ってみると、
まだ建設中の大きな神殿。
ぎゅうぎゅうのタクシー(タクシーと言えども、乗り合いの軽のバンで、
これでもか、というくらい人が乗ってくる)で一緒だったチャイナのおにいさん。
ついてくる。ついてくる。
ついて来すぎるから、写真を撮ってもらった。
そしたらいなくなった。
70歳を超えたラマさんが、中へどうぞと案内してくれた。
中では、数人のおじさんたちが、大きな大きな壁画を描いていた。
すごくはっきりした色使い、
煌びやかで繊細な観音さまの絵、はすの花。
そこから外へ出て、別の建物へ通してくれた。
そこでは、1週間後のお正月のお祝いの衣装の準備。
マニマニしながら衣装を縫う人。
中国語を話しながらミシンを踏む白人のおじさん。
突然の日本人に興味を持ったのか、
作業をやめていろいろ話しかけてくる人。
すごくすごくキレイな色の衣装。
普段、ラマさんが着ているケサとは違う、
すごくキレイな色使いの衣装。
そこで、まさかのツァンパを食べた。
これですか。うわさの。あれは。
外へ行くと、今日の当番と思われるラマさんたちが、
夕ご飯の用意。
一緒に食べていけと言われたが、
帰りのタクシーが心配で断った。
ま、結局、タクシーなかったんですけどね。
人生初のヒッチハイク。
得体の知れないジャパニを
「ほれ」と言いそうな雰囲気で無言で乗せてくれた。
車はトヨタのカローラ。
たぶん、そこではお金持ちだと思われる。
御礼を言うことしかできず、
慌ててもっていたカロリーメイトを渡す。
降ろしてもらった街はクリスマスだった。
すべては信頼だ。
人を信じること。
信じるから信じてもらえる。
チャイナで感じたのは、
信じるということ。
信仰。
宗教があんまりよくない雰囲気の日本だけど、
そういう神とか仏とかの前に、
まずは、自分を信じる。
自分の周りの人を信じる。
他人を信じる。
そこから始まるのかもしれない。
そして、笑顔は人を幸せにする。
言葉よりも大事なものがある気がしている。
信じるができれば、比べることなんて、
ちゃんちゃらおかしくなるのかもね。
でも感謝は言葉にして伝えないとね。
遠くを旅する大切な友人。
そこでもきっといい笑顔をしていると思う。
気付けば、私の周りには旅人が多いな。
って、関係ないけど、小沢健二のライブのゲストは、
七尾旅人だった・・・って関係ない話ですけどね。
はて、好きなことたくさんしましょ。
人生一度きり。
人の目きにしてたら、本当の自分になれないよ。
そう思う、肌寒かった本日。
ツツジがきれいに咲いています。
あおぞらが見たいな。
感情を出した日の夕日。
こんな色が現実だなんてね。