adventure.
“The word adventure has gotten overused.
For me, when everything goes wrong, that’s when adventure starts”
-Yvon Chouinard
180°SOUTHのイヴォンさんの言葉。
patagoniaの創設者であります。
親友のダグさんはTHE NORTH FACEの創設者で、
二人の旅のお話を追ったドキュメンタリー。
ということで、行ってきました。
予想もしなかった本物の”adventure”。
山へ。
どこ行くか迷いながら、
スタートの遅い感じで。
登り始めたのは12時半くらいかな。
携帯不携帯ですよ。
いつもは1時間ちょっとのところ、
2時間ちょっとかかったのかも。
雪山サイコー!
やっぱ雪山の方が好きです。
冬には珍しい青空と温かい陽射し。
登らないわけにはいかない。
前日からいや、前の週から、
行きたくてうずうずしてたのだ。
どうしてもいきたかったから、
すごくうれしかった。
いけて良かった!
ホント、ありがとう!!!
今月はもうお休みがないから、
2月の山納め。
山のおにいさんたちと仲良く登りました。
男子はやっぱ強い。
ペース早く行きたいだろうに、
あわせてもらっちゃって、
ホント、ごめんね。
私は体力がないな、と痛感。
もっと筋トレしないと。
って、おい、いつから筋トレしてるんだ?
してないだろ、今も昔も。
ま、でも、ちょっと、筋トレ真剣に考えなきゃな。
仕事のときの荷物も年々重く感じるし。
ということで腹筋始めました。
前を見上げれば白い山。
振り返ると日本海。
あっちの方には真っ白な街。
上の方には太陽があって、
空はキレイなブルー。
大好きな人たちと登れているということが、
本当に幸せでね。
冬の神様からのステキなギフト。
今年もこうやっていられてよかった。
誰も歩いていない場所を手繋いで、
パタンと倒れてみたり。
リュック引っ張って、動けないようにしたり。
いや、されただな、これは。
雪が積もりまくった木をゆすって、
全身雪まみれにしたり。
雪球つくって投げあったり。
むやみに新雪の上に突き飛ばそうとして、
でも男子の力には勝てず、
結局、突き飛ばされて、
私ばかり雪まみれになったり。
30超えたいい大人が青春でした。
ヤングがいなかったから、珍しくはじけたのかね。
山頂には、山の先輩って感じの
年配の方々がいらっしゃったり。
傘持参で雨具なしっていうおかあさんがいたな。
毎日登ってんだろね。きっと。
ストック?みたいなのが小屋の前にいっぱい刺さってたから、
あの小屋の中は、きっと宴会だったんだろうな。
やっとこ着いた山頂では、
自分達で椅子を作り、
持ってきた白湯を飲み、
おかしとおむすびを食べ、
傾きかけた陽射しの中で、
なんとも贅沢な幸せ時間。
がんばってのぼってよかったー。
おいしかったー。
初めてかんじきを履いたしね。
埋まらないだね。あれ。
昔の方の知恵はすばらしい。
コメリで買おうと思ったら、売り切れだった。
さすが、大人気。
お腹もちょうどよくなったので、いざ下山。
帰りは別のルートから。
そこも、もちろん登山道のはずなんだけど、
雪で人がほとんど入っていないようで、
軽く迷子。でも、景色がいい!
ま、なんとかなるでしょ、の気持ちで。
行ったり来たりして、
道なき道を進んだりして、
一番深いところで、腰辺りまで埋まりました。
そうなると、足がなかなか上がらない。
長靴が雪に持っていかれそうになって、
脱げそうになるのね。
これこそ本当のadventure。
なかなかない経験だよねー。
山で道がないところをすすむなんて。
不思議なことに、あんまり怖くないんだよね。
ま、リーダーがいたからなんだろうけど。
帰り道は凍ってたりしたけど、
木をツタってすべったりしながら。
って、この氷は怖かったな・・・
軽アイゼンのお力をお借りして。
アイゼンをつけると、私的には、まず安心を手に入れたって感じ。
長靴だけだと、すべっちゃうから、
アイゼンあると、滑らないっていう安心感。
かんじきは2こしかなかったから、
最初はかせてもらって、氷ゾーンにきたからはずして。
後半は男子二人がさくさくと。
うらやましー。埋まらないからね。
なんかね、やっぱね、スパルタです。私には。
ヤング女子にはやさしいのに・・・。
と、こんなこといってもしょうがない。
もういい大人だからね。
夕暮れ時が進んでいって、
山の向こうに涼む夕日。
オレンジがにじみ始める日本海。
すごくきれいだった。
木々の陰が写る、誰も歩いていない雪。
贅沢な画を見させてもらった。
本当にありがとう。
自然は偉大だ。
いつも思う。
天気のよい緑の季節とはちがった、
ピンとした冬の空気。
葉っぱのない木。
見晴らしのいい景色。
冬の山。
人のいない静かな場所。
ここには、私達しかいない、
ここは、私達の居場所。
人間も自然の一部。
そんな風に思えた、
すごくキレイな日だった。
結局山の中に5時間半。
真冬によくやるわな。
登りと下りでルートが違ったので、
駐車場までまたまた1キロくらい歩いたのかな。
ご褒美に異国のココナッツの飴をもらって、
それを食べながら、
ヘッドライトをつけて、車道を歩く。
ごちそうさまでした!
そんなこんなな山の一日。
夜はおいしいお鍋を食べました。
体の芯まで温まる。
次はいついけるかなー。
あー、ドライフルーツとナッツが食べたい。
山の上で食べてもおいしいだろうなぁ。
でも温かい部屋で、温かいの飲みながら食べたいなぁ。
って、いつも食べ物の話するから、
言われるんだわな・・・。
気をつけよ。
と、とりあえず、じゃないや、
真剣に、展示始まります。
19日の日曜日からです。
雪、またまたすごいことになってますが、
みなさん安全運転でいきましょね。
焦ったらもっと危険ですしね。
今朝は通勤に3時間。
こりゃ、まいったね。
なんか、私、ガソリンがないと大雪になる気がする・・・
エンプティになると大雪の法則。
またもバイパスの上で、
ガソリンを気にしながらの出社。
ガソリン間に合ってよかった。
19日、11時オープンです。
のんびりとおまちしております。
無理なさらずに、ご自分のことを一番に考えてくださいね。
って、ちょっと矛盾かもだけど。
明日は搬入と展示がんばりまーす。
山の写真を載せたかったけど・・・
調子にのってフ一眼のフィルムカメラを持って行きました。
まだ現像できてません・・・
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『akehama』
内藤雅子展
2012年2月19日(日)~29日(水)
去年の秋頃、縁あって、愛媛へ行ってきた。
初めて会った人も笑顔で挨拶を交わすと、もう他人ではない。
ご先祖様の頃から続くお祭りには、老若男女が自ら進んで参加し、
心から楽しむ、そうすることが当たり前。
ご先祖様の頃にできた山の斜面にある石垣には、
今、この土地を支える「みかん」がおいしそうな色をしていた。
この場所にあるのは、便利なスーパーや、
オシャレな洋服屋さんではないけれど、
でも、ここで生きている人にとったら、
目に映るすべては、愛おしく、これからも残していきたい、
大切にしていきたいものなんだと思った。
きっと、本当の贅沢は、こういうことなのかも。
あるがままを受け入れる。
ないものを数えるのではなく、あるものを大切につないでいく。
私が新潟で生まれて、ここにいるのは、もしかしたら、
こういう感覚が、私も気付かない、
すごくすごく奥のほうにあるからなのかもしれない。
ちょっと離れた四国で、この雪国のことを考えてみたりした。
会場 / 新潟絵屋
〒951-8068 新潟市中央区上大川前通10番町1864
tel&fax 025-222-6888
開廊時間 / 午前11時~午後6時 (最終日は午後5時まで)